スマートキーの電池って自分で交換できるのかな

最近のクルマは、カギを持っているだけで施錠や開錠ができるようになりました。スマートエントリーシステムというそうです。エンジンの始動もカギを持っていればボタンを押すだけで可能になるため、もはやカギを差し込むことがなくなったのです。とても便利になりました。
スマートエントリーはメーカーごとに呼び名が異なります。トヨタではスマートエントリー&スタートシステム、ホンダではスマートキーシステム、日産ではインテリジェントキーシステムと、他にもメーカーごとに似たようなネーミングがされています。

とても便利なスマートキーですが、電気信号によって従来のカギとしての機能を制御しているため、いったんそこに不具合が起きると困ったことになります。一番単純なトラブルはスマートキーそのもの電池切れでしょう。それまでなんの問題も無く、ポケットに入れたままドアノブのボタンに触れるだけで施錠したり、ボタンひとつでエンジンの入り切りをしていたのが、突然なにも出来なくなってしまうのです。実は電池切れを起こしていても、本来のカギとしての機能を使えばドアの施錠や開錠は問題なくできます。たいていの場合、スマートキーには内部に従来のメカニカルキーが収納されていますから、それを取り出して使うことになります。エンジンの始動も電池切れのカギを近付けてボタンを押せば反応するようになっています。つまり急場はそうして凌げるのです。

それではその場は凌いだとして、その後の電池交換はどうすれば良いのでしょう。ディーラーなどに持っていけば、1000円くらいで交換してくれますが、それすら面倒であれば自分でカギのケースを開き、交換することも可能です。
ただし、スマートキーはそれなりに精密機器であることから、できれば専門のところで交換してもらう方が良いでしょう。たかが1000円を惜しんだばかりに、カギの交換となってしまってはバカバカしいかぎりですから。